海外旅行先から帰国した人から、「楽天カードが海外で使えなかった。」という話を聞きますが、厳密には楽天カードが使えないのではなく、国際ブランドが対応していないから楽天カードが使えないのです。
つまり、同じ楽天カードを保有していても、海外で楽天カードを「使える人」と「使えない人」に分かれてしまいます。
本記事では、元バックパッカーで海外移住を目指す筆者が「海外での楽天カードの決済と海外で楽天カードを保有する3つのメリット」について解説いたします。
これから海外で楽天カードを使おうと思っている人は、ぜひ読んでみてください。
楽天カードは海外でも決済できるのか?
結論から申し上げると、「楽天カードは海外でも問題なく決済できます」。ただし、楽天カードの国際ブランドによっては、海外で決済がしづらい場合があります。
そのため、自分が保有している楽天カードが海外向きのクレジットカードかは、カード発行前に確認しておきたいところです。
元バックパッカー筆者おすすめの海外で便利なクレジットカードをこちらで紹介しています。合わせて、ご覧ください。
海外でも決済できる楽天カードの国際ブランドは?
楽天カード右下にマークされている国際ブランドがVisaもしくはMasterCardであれば、海外での決済が問題なくできます。
カード・モバイル決済業界の専門誌「ザ・ニルソン・レポート」によると、2020年の世界のクレジットカード取引件数は、第1位がVisa、第2位がMastercardで2社が占める割合は驚異の7割強です。
上記の世界的国際ブランドのシェア率からもわかる通り、国際ブランドがVisaもしくはMasterCardの楽天カードであれば、基本的に海外でも利用することができます。
海外で決済しづらい楽天カードの国際ブランドは?
楽天カードの右下にマークされている国際ブランドがJCBの場合は海外で決済しづらいことが多いです。
JCBは日本のクレジットカード会社が提供するサービスのため、日本人に人気の国や観光地では利用できる箇所が多いです。一方でそれ以外のエリアに関しては、JCBに対応していないお店が多いです。
これはJCBというクレジットカード会社が全世界に普及していないからでもあります。
国際ブランドがJCBの楽天カードは、海外での決済に不便なので注意が必要です。
楽天カードで決済できる海外のお店は?
海外で「楽天カード」で決済できるお店は非常に多いです。なぜなら、先にご紹介した通り、海外のVisa、MasterCard加盟店であれば、どこでも決済可能だからです。
日本人なら、TVCMによく出ることもあって、海外で使えるクレジットカードは「三井住友カード」と思われる方も多いですが、実は「楽天カード」も「三井住友カード」も決済できるお店の数に変わりはありません。
海外旅行時にお店の入り口やレジでVisaもしくはMasterCardのロゴを見たら、安心して楽天カードを利用してみてください。
国際ブランドさえ対応していれば、加盟店のどこでも決済することができます。
海外で楽天カードを保有する3つのメリット
海外で楽天カードを保有するメリットは、主に以下3つがあります。
①海外旅行損害保険が付帯
②日本のクレジットカード会社で安心
③楽天ポイントが貯まる
1つずつ解説していきます。
海外旅行傷害保険が付帯
楽天カードなら、海外渡航、旅行中のケガ、病気、トラブル時に安心の保険サービスを受けられます。
保険を有効とするためには、楽天カード保有者がカード決済の条件(ご利用条件)を満たしている必要があります。
保険対象者は、楽天カード会員のみです。
日本のクレジットカード会社で安心
海外では日本よりも多くのスリやひったくりの被害が多発します。ちなみに筆者自身も海外でスリに遭った体験者の一人です。
すぐにでもカードを止めたい時に、日本のクレジットカード会社なら安心です。
上記の問い合わせ窓口が24時間受付可能で、海外渡航先からいつでも掛けれます。
楽天ポイントが貯まる
海外でも楽天カードでクレジットカード払いをすると、100円につき1ポイント貯まります。貯まった楽天ポイントは、1ポイント1円換算で、楽天グループやその他のサービスで利用することができます。
最近は、大戸屋、ミスタードーナッツ、マクドナルドなどの大手飲食店をはじめ、ファミリーマートなどの大手コンビニでも利用できるようになり、非常に便利です。
日本帰国後に海外で決済して貯まったポイントでお買い物を楽しむことができます。
楽天カードは海外での決済にも便利!
今回は、「海外での楽天カードの決済と海外で楽天カードを保有する3つのメリット」について詳しく解説してきました。
海外で楽天カードを使えないのは、楽天カード自体に問題はなく、楽天カードに掲載の「国際ブランド」に問題があります。
海外で楽天カードを多用したい方は、楽天カードの国際ブランドをVisaかMasterCardにしておきましょう。
楽天カードは、よくTVCMに出ていることもあって、日本中で認知度が高く、世代を問わず、利用者が非常に多いサービスです。
2020年6月に楽天カードは、会員数が2,000万人を突破したことでも話題になりました。年会費無料で楽天ポイントを貯めることができるため、学生や主婦にも高い支持を得ています。
また楽天カードは海外旅行傷害保険も付帯しており、海外旅行中の万が一のトラブルにも備えることができ、安心して利用することができます。
楽天カードは、国内でも海外でも決済できるお店が多くあるので、海外旅行好きにもぴったりなサービスです。(国際ブランドだけ間違えないようにしましょう。)