「世界に英語圏の国はどれだけある?」
これから本格的に英語学習を始める方や現在英語学習に取り組む方の中には、このような疑問を抱える方が一定数いらっしゃるはず。
そして、一番気になることは、「今のタイミングから英語学習を始めても遅くはないか?」ということだと思います。
結論から申し上げると、今から英語の学習を始めても全く遅くはありません。
なぜならば、今後も英語が世界の共通言語であり続けることは変わらないからです。
現在英語はビジネスや学術、スポーツなどの国際言語として世界中で最も使われる言語ですが、今後も当面の間は英語が世界の共通言語として存続し続けると思います。
本記事では元バックパッカーで海外移住を目指す筆者が「世界中の英語圏と英語を使う人口」について詳しくご紹介いたします。
世界中に英語圏の国はどのくらいあるの?
まず英語圏とは、「英語を母国語・公用語・第二言語とする国のこと」を指します。
英語を母国語とする国はアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・アイルランド・ニュージーランドなど世界中に計12ヶ国あります。
そして英語を公用語・第二言語とする国はシンガポール・マレーシア・インド・香港・フィリピン・オランダ・スイス・ドイツなど世界中に計58ヶ国あります。
世界196ヶ国のうち英語圏の国は計70ヶ国になりますので、世界中の全ての国の約35%が英語圏の国に該当することになります。
単純計算で世界中の国の3ヶ国に1つ以上の国は英語圏に該当するため、英語圏の国がかなりの数を占めていることがわかります。
世界の何人に1人が英語圏の国に住んでいる?
英語を母国語とする国の総人口は、12ヶ国で約4億人、英語を公用語・第二言語とする国の総人口は、58ヶ国で約17.5億人。
英語を母国語・公用語・第二言語とする全ての国を合わせると、英語圏の国に住んでいる総人口は約21.5億人という計算になります。
総務省統計局によると、2020年7月時点の世界の人口は約61.3億人ですので、世界の2.85人に1人が英語圏在住になります。
日本は島国で英語を公用語・第二言語としておらず、実感がとても湧きづらいのですが、世界を見渡すと約2〜3人に1人は英語圏の住民ということがわかります。
世界中で英語を使う総人口は?
The English Clubの統計データよると、世界の総人口のうち約26%が英語人口です。つまり、10人に2〜3人の確率で英語を話せる人に出会えるということになります。
続いて中国語人口が約19%を占め、次にスペイン語人口が8%を占めます。
最近は中国語人口が急増していますが、今後外国人が新たに中国語を取得することは考えづらいため、今後も世界中で英語を使う総人口がNo.1の地位を維持し続けるはずです。
日本でも英語人口は年々増加中
日本国内における英語人口に関する詳しいデータは見つかりませんでしたが、The English Clubの日本の英語学習者数の統計データによると、日本国内の英語学習者は年々増加していることがわかります。
2006年時点で日本の英語学習者数(25歳以上)は約614万人でしたが、2016年には約804万人とたった10年で30%以上も日本人の英語学習者数が増加しています。
東京オリンピック開催やオンライン英会話普及などの後押しなどもあり、年々日本における英語学習者の数は増加しています。
英語は唯一無二の世界共通語
今回は、「世界中の英語圏と英語を使う人口」について紹介してきました。
2020年12月時点で世界中に存在する全ての国の約35%が英語圏であり、世界の総人口のうち約26%が英語人口です。
このデータからわかる通り、今後中国の人口増加により中国語人口がどれだけ増えたとしても、英語が唯一無二の世界共通語であり続けることは言うまでもありません。
また近年日本人の英語学習者が急増している背景としては、「そろそろ英語スキルを身につけておいた方が良い」と気づいた日本人が増えているからだと思います。
今後ますますボーダーレス化していく社会において、多くの日本人にとって英語は不可欠な言語スキルへなっていくはずです。
これから英語学習を始めようと考えている方は、今から英語学習を始めても全く遅くはありません。なぜなら、あなたは今この瞬間が一番若く、エネルギッシュだからです。
まずは自宅で誰でも簡単にできる英語学習から始めていきましょう。迷っている時間があれば、まずは小さく英語学習を始めてみることをおすすめします。