
「海外就職に挑戦したいけど、必要な英語レベルはどのくらいだろう。」
これから海外に住みながら働きたいと考えている人なら、このような疑問を誰もが抱くのではないでしょうか?
筆者自身、まず海外で働こうと決意した時は「海外就職 英語力」というキーワードでGoogle先生に聞いたことがあります。海外就職するにあたり、英語力はそのくらい重要な要素になります。
本記事では、2021年からシンガポールで働く筆者が「海外就職に必要な英語力と効率的な英語学習法」について解説いたします。
日本人の英語レベルの基準としてよく使われるものに「TOEICスコア」があります。ただ実際には、海外の求人条件で必要なTOEICスコアが聞かれることはほとんどありません。あくまで自分の英語力がこのくらいのレベルですよとアピールするために、履歴書に記載する程度の人が多いと思います。
では、海外就職に必要な英語力はどこで測られるかというと、転職したい企業の人事担当者や雇用したい部門の担当者が選考する際になります。具体的には選考期間の面談の中で、その企業の募集をしているポジションに相応しい英語力があるかを判断されます。
そのため、TOEICスコアよりも実はスピーキング力・リスニング力が重要視されます。「企業の募集しているポジションに相応しい、相手が理解しやすい英語を、はっきりと話すことができているか」を見られるということを覚えておきましょう。
働く国によって必要な英語力は異なる

海外就職に必要な英語レベルは、国によって異なります。例えば英語を公用語としている国では、英語は話せて当然になりますが、英語を公用語としていない国では、英語レベルのハードルが大きく下がります。
英語を公用語としていない国の場合、最低限の通じる英語力があれば就労できるケースも多いので、英語力がないことを悲観する必要はありません。英語力よりも専門性やスキルで評価されることも多かったりします。
自分の興味のある国は、「英語を公用語としているか」、英語が公用語ではない場合、「どのような求人案件があるのか」を事前に調査することをおすすめします。
職種によって必要な英語力は異なる

海外就職に必要な英語レベルは、職種によっても異なります。職種とは、一言でいうと「業務内容」のことで、例えば営業職の顧客のほとんどが外国人であれば、英語は話せて当然になりますが、顧客が日本であれば、英語レベルのハードルが大きく下がります。
また日系企業か外資系企業、どちらに転職するかによっても、必要な英語レベルは違いがあります。日系企業の場合は日本語と日常英会話レベルの英語力で問題ないことが多いですが、外資系企業の場合はビジネスレベルの英語力が必要になります。
このように職種によって、必要とされる「英語レベル」は大きく異なるので、転職エージェントから提案がある求人案件をみて、自分の英語レベルに合った業務内容かを事前に調査する必要があります。
海外就職レベルの英語力を身につける効率的な方法

今回は、「海外就職に必要な英語力」について解説してきました。効率よく英語力を身につけるためには、海外留学、英会話教室という方法が簡単に浮かびますが、それよりも効率的な英語学習方法があります。
それは、「日本国内で外資系企業に転職すること」です。日本国内で給料を貰いながら、英語を使う環境を整えることで、効率よく英語学習を進めることができます。
もちろん、転職先の外資系企業で仕事のパフォーマンスを発揮することが大前提にはなりますが、普段の業務の中で英語に触れたり、積極的に外国人とコミュニケーションを取ることで、「擬似海外就職体験」をすることができると思います。
海外就職前に英語力を鍛えたいという人は、国内の外資系企業にまず転職することをおすすめ。英語力に自信がなければ、日本人の上司がいる企業、日本法人の規模が比較的大きめの企業を選んだ方が良い。環境を変えることで、職場が英語力を伸ばすための学校に変貌する。もちろん、成果を出すことが条件。
— Kyon@2021春から海外就職🇸🇬 (@kyon2025) October 20, 2020
日本国内の外資系企業で働きながら、オンライン英語学習を契約したり、英会話教室に通ったりすることで、海外就職に必要な英語力は自ずと身についてくると思います。
また日本国内で外資系企業に転職できれば、海外で働くイメージや感覚をつかむことができるはずです。まだ海外就職する英語レベルに達していないと感じる方は、一度日本国内で外資系企業に転職し、英語力を高めながら、海外就職の準備を進めていく方法がもっとも効率的だと思います。
「海外就職前に日本の外資系企業に転職するメリット」に関して、こちらの記事で解説しています。あわせて、ご覧ください。