LCCとはLow Cost Carrierの略で「格安航空会社」のことで少しでも安く海外旅行したい人にとって、便利な航空サービスです。
筆者自身、大学生のバックパッカー時代はよくLCCにお世話になりながら、お得に色々な国に海外旅行をしていました。
そんな便利なLCCですが、実は利用する際に必ず注意すべきことがあります。
それは、「機内持ち込み荷物の制限」です。
LCCでは機内持ち込み荷物の重量制限があり、その制限を超えてしまう場合には追加の料金を支払う必要があります。
せっかくお得に海外航空券をGETしたにも関わらず、トータルの費用が高くなるのは誰もが避けたい状況だと思います。
場合によっては、レガシー・キャリア(JALやANAなど)よりも費用が高くなる可能性もあるので、LCCを利用して海外旅行する際には荷物に関して細心の注意が必要です。
本記事では元バックパッカーで海外移住を目指す筆者が「LCCで海外旅行する際の機内持ち込み荷物の注意点」について詳しくご紹介いたします。
海外LCCの航空券が安い3つの理由
海外LCCの航空券が安いのには、大きく以下3つの理由があります。
・無料サービスの廃止
・人件費の削減
・座席数の最大化
1つずつ解説します。
無料サービスの廃止
LCCの航空券が安い理由として、無料サービスの廃止があげられます。
レガシーキャリアでは、通常ドリンクや機内食、ブランケットの配布などの無料サービスが提供されます。
一方でLCCではこれらの無料サービスを廃止もしくは有料化することで、客室乗務員の数を減らし、コストカットを実現しています。
人件費の削減
LCCでは航空機の使用機種を1種類にしていることが多いです。
これにより、LCCのパイロットへの教育費用を抑え、飛行機をメンテナンスする整備士の人件費も抑えています。
客室乗務員の数も最小化することで、人件費を抑えることができています。
座席数の最大化
LCCに乗ったことがある方は、座席の前と後ろ、そして横の人との幅が狭いと感じたことはないでしょうか?
座席幅が狭く感じるのは、1機あたりの座席数を最大化しているからです。
LCCでは1回のフライトで多くの乗客を運ぶために、できるかぎり座席数を増やし、その分航空券を安くしています。
LCC(海外旅行)での荷物重量制限は7kgまでが多い
LCCでの荷物重量制限は7kgまでに設定されていることがほとんどです。
また機内に持ち込むことができる手荷物は最大2つになっていることが多いです。
機内持ち込みの荷物重量が7kgを越えると、必ず追加費用を払わないといけません。
めちゃくちゃ久しぶりにpeach、容量オーバーで追加料金かかった、、 pic.twitter.com/IpNKtEoCJw
— Joe Mio (@jmworks) November 1, 2020
昔LCCで移動するとき、ちょうど減量中で手作りローストビーフとかゆで卵やら3食分くらいの弁当手荷物で持ち込もうとしたら見事に重量オーバーでその場でほぼ全部食ったの何故か今思い出した。
— 筋(SUJI)くん (@kinkasou) September 15, 2020
ねえLCCの重量制限✈️
— まぁさ (@martha_pd) May 23, 2018
手荷物全部で7キロで済む人存在するの?
日帰りとかじゃないと無理だよね😇#結局は金にものを言わすしかないのか#昔10キロだった気がするんだけど
今回の東南アジア旅行では、期間が長くなることを見越して
— ヨネスケ |YouTuberに転身しました (@yonesukez) August 16, 2018
・29Lのバックパック
・PC、一眼レフ込みで8kg
と荷物を軽量仕様にしたけど、めちゃくちゃ移動が楽で助かってる。7kgのLCC重量制限には引っかかっているけど、今のところ重量チェックを一度もされていないw pic.twitter.com/gaIYG09cWx
たまにレアなケースで荷物の重量確認がされないこともあるようですが、ほとんどの場合は空港のチェックインカウンターで機内に持ち込む荷物の重量を測られます。
そして荷物の重量が7kgを超えている場合は、航空会社によって異なりますが、さらに追加費用が必要になります。
できる限りお得に海外旅行したいという方は、自宅で測ったりして工夫しながら手荷物は7kg以内に収めるようにしましょう。
海外旅行で手荷物を減らすコツ
海外旅行で手荷物を減らすコツとして、「リュックサック」を使うことが効果的です。
みなさんがイメージされている旅行用スーツケースではなく、大容量収納型のリュックサックを使うのです。
リュックサックを使う理由としては、
・荷物が最小限になる
・スーツケースは約2〜3kgある
・重量測定されないことが多い
以上の3つがあげられます。
特にスーツケースの場合は、本体だけで2〜3kgの重量があるため、中に荷物を入れるだけですぐに7kgに到達してしまいます。
一方でリュックサックの場合は、空港のチェックインカウンターでリュックサックの重量を測られないケースが多いです。(筆者のバックパッカー時代の体験談です。)
あくまで憶測ですが、リュックサックは軽そうに見えるから「わざわざ重量を測るまでもない」という判断なのかもしれません。
LCCで海外旅行に行く際は、荷物を最小限にしやすく、重量が測られづらいリュックサックを活用されることをオススメします。
ちなみに筆者が海外旅行に行く際は、こちらで紹介している5つのアイテムを必ず海外に持っていくようにしています。
LCCで荷物が超過する場合、受託荷物を購入する
LCCで海外航空券を購入する際は、基本的に受託荷物が含まれていません。
そのため、日本出国前にLCCで荷物の重量が確実に超過することがわかっている場合は、別途受託荷物を購入しましょう。
LCCの航空会社によって異なりますが、基本的に20kg単位で受託荷物を購入します。
ちなみに受託荷物は20kgにつき、各社2,000円が相場の料金(事前オンライン購入の場合)になっています。
旅行当日に空港のチェックインカウンターで重量がオーバーし、その場で受託荷物を購入する必要がある場合は、オンラインよりもさらに費用が高くなるので注意が必要です。
LCCで荷物の重量が超過することがわかっている場合は、できるだけ事前にインターネットで受託荷物を購入した方がお得です。
LCCで海外旅行するなら、荷物は最小限にすべき!
今回は、「LCCで海外旅行する際の機内持ち込み荷物」について紹介してきました。
LCCで機内に持ち込む荷物の重量は7kgまでに制限されていることがほとんどです。
できるかぎりお得に、そして身軽にLCCで海外旅行をしたい方は、まずは7kg以下の荷物に収めるように心掛けましょう。
生活必需品などは海外現地のスーパーやコンビニでも調達することができるので、個人的には本当に最小限の荷物で海外に飛んでも全く問題ないと思います。(あくまでバックパッカー視点ですが。。)
バックパッカーを経験した体験者だからわかるのですが、最小限の荷物だけで行く海外旅行も快適で非常に楽しいです。
LCCでの荷物を7kg以下に収めることも海外旅行の楽しみの一つだと思って、試してみると案外面白いかもしれません。
次にLCCで海外旅行に行く機会があれば、手荷物7kg以下でお得に旅をしましょう。