「将来的に海外で働きたい。」「海外就職で自分を試し、キャリアを積みたい。」
これから海外就職のために資格取得のご検討をされていますでしょうか?
結論から申し上げると、資格を持っていなくても、海外で働くことはできます。
なぜなら、海外就職においては、資格よりもあなたのこれまでの職務経験や保有するスキルの方が重要視されるからです。
しかしながら、企業へのエントリーする時に、「あなたが保有している資格をレジメに掲載すること」は企業へのアピールの手段として非常に有効でもあります。
そのため、資格は全くないよりはある方があなたの海外での就職活動の武器の一つになることは間違いがありません。
本記事では、海外移住を目指す筆者が「海外就職時に役立つ資格」について詳しくご紹介していきます。
海外就職において、本当に資格は必要なの?
さきに結論から申し上げると、海外就職において、資格は必要ありません。
その証拠に一切の資格を持たない状態で海外就職している日本人は多くいます。
海外就職時に最も重要になるのは、「応募者のスキルや職務経験」になります。
海外の現地企業は、基本的にこの2つの指標で「応募者が会社にとって必要か?」を判断します。つまり、海外就職で資格は必ずしも保有すべきものとは限りません。
ただしあなたが資格を持っている方が、海外就職の活動時に少しだけ有利に選考を進めることができるのもまた事実です。
理由は、履歴書にほんの少しだけあなたの”資格情報”を掲載することで、他の応募者との差別化ができるからです。
そのため、もしあなたが海外就職をするまでに時間的な余裕があるのであれば、“海外就職でも使える資格”を取得することを検討してもいいかもしれません。
特定の資格を持っていなくても海外就職は実現できますが、海外就職でも使える資格を持っていると、スムーズに海外で働き始めることができるでしょう。
ちなみに少し話はそれますが、「海外就職時に学歴よりも職歴が重要な理由」については、こちらで詳しく紹介しています。
海外就職時に有利な言語系の資格はコレ!
海外就職時に有利な言語系の資格は、王道ではありますが、「TOEIC」です。
特に登録する転職エージェントが日本人の担当者の場合、TOEICのスコアが求人案件を紹介する重要な一つの指標になります。
外資系企業への転職の場合、グローバルな言語系資格として「TOEFL」や「IELTS」が便利だったりもするのですが、とりあえず最低限保有しておいて便利な言語系の資格は、やはり「TOEIC」になります。
あなたのTOEICスコアさえあれば、転職エージェントも応募者の英語力を把握しやすいですし、企業側もあなたを採用する一つの指標として判断が下しやすくなります。
日系、外資系企業問わず、持っておいて有利な言語系の資格はTOEICになります。
「海外就職に必要な英語力」については、こちらで詳しくご紹介しています。
海外就職時に有利な専門職系の資格はコレ!
海外就職時に有利な専門職系の資格は、例えば以下のようなものがあります。
・調理師免許
・日本語教師
・通関士
これらの資格は、海外就職時に必要な就労ビザがおりやすくなったり、求人案件の条件を満たしたりすることがあります。
いわゆる手に職系の職種がやはり海外就職においても強いことがわかるはずです。
特に昔から海外では富裕層向けの日本食レストランが人気なので、調理師免許を保有するレストランのシェフは海外でもまず食いっぱぐれることはありません。
ちなみに英語ができなくても、専門性が高いことで海外就職することはできます。
こちらでは、「手に職をつけると、海外就職に有利な理由」に関して、詳しくご紹介しています。あわせて、ご覧ください。
海外就職時に使える資格は、持っていて損することはない!
今回は、「海外就職時に役立つ資格」についてご紹介してきました。
改めて結論を申し上げると、あなたが一切の資格を持っていなくても、海外でも問題なく働きはじめることはできます。
しかし、海外就職時に企業側にアピールできる資格に関しては、まずあなたが持っておいて損をすることはありませんし、それは時にあなたの武器にもなります。
・調理師免許
・日本語教師
・通関士
そのため、資格よりも「職務経験」の方が重要視されることを頭の片隅に入れつつ、就職活動を進めても問題ありません。
とはいえ、あなたが海外就職をするまでにまだ時間がある場合は、手取り早く受験可能なTOEICなどの言語系の資格を取得しつつ、海外就職に備えるのが賢明です。
海外就職ではスムーズに仕事を進める上でやはり英語力が最も重要なスキルになりますので、自分の英語スキルを測る、向上させる上でも良い機会になります。
まずは日本国内で働きながら、スキマ時間を上手に活用しつつ、あなたの英語力を磨くことからはじめていきましょう。