
「美容師でも、海外就職ってできるの?」
結論から申し上げると、「シェフや美容師など手に職をつけている人材」は海外で就職しやすいです。
高い専門性が高い評価に繋がり、海外の現地企業から声がかかる人だっています。
もちろん英語力があるとより良いのですが、最初は英語力がなくても、スキルだけで海外で働けるチャンスはいくらでもあります。
本記事では、2021年からシンガポールの外資系企業で働く筆者が「手に職をつけると、海外就職に有利な理由」を解説します。
ちなみに筆者が海外就職を決断した理由については、こちらの記事で解説しています。
目次
手に職をつけると、海外就職に有利な理由

手に職をつけるというと、寿司職人、通訳士、翻訳家、ライター、美容師、ITエンジニア、保育士、マッサージセラピスト、CA、ネイリストなど様々な職種が挙げられます。
これらの職種の中には、英語スキル必須のものもありますが、一方で英語スキルが不要なものもあります。
では、なぜ英語スキルがなくても、海外就職をすることができるのでしょうか?
答えは簡単で、「日本人特有の丁寧さ」を活かし、「実力勝負」ができる専門職が存在するからです。
例えば、アメリカのセレブの中で、ネイルサロンが流行している最中、あるサロンに勤めていた日本人の女性技術者がよく指名を受けるようになり、高給取りになったという話を聞いたことがあります。彼女の場合、はじめは全く英語を話せませんでしたが、技術力でカバーすることができていたのです。
少し極端な例ではありますが、日本人の専門職の技術の高さは世界一ということがわかります。日本国内では大したレベルではないと感じていても、海外では高く評価されるなんてことは稀にあります。
手に職をつけると、日本でも引く手あまたという話
例えば、日本国内のセレブ御用達の高級寿司店。日本国内だとしても、一度手に職をつけて、専門性を高めていくことで、高級取りに成り上がることは可能です。
高級寿司店のお客さんは、経済的に余裕がある人がほとんどです。お客さんを満足させることのできる寿司職人がいれば、自然とお金は落ちていきます。これは日本に限らず、海外就職でも転用することができます。
海外就職の求人でよく見かける専門職種(シンガポール編)

海外就職の求人でよく見かける専門的な職種は、シェフ、会計士が多い印象があります。
今回は、筆者が働くシンガポールで求人があった専門職種を2つ取り上げます。
①シェフ

②会計士

例えば、上記の求人内容だと、
①シェフ 月給S$6,000-S$10,000
(日本円で約48万円-80万円)
②会計士 月給S$7,500
(日本円で約60万円)
といった感じです。
その他ボーナスなどの手当を考慮すると、かなりの額を稼げることがわかります。
一般的な就職職種も豊富
一般的な職種も数多くあります。例えば、海外就職が比較的しやすい職種として、日系企業の営業職、日本語教師が挙げられます。
これらの職種は、基本的に日本人なら誰もがなれる職種になります。あまり待遇面は期待できませんが、とりあえず海外で就職してみたいという人であればおすすめです。
手に職をつけて、海外就職に挑戦しよう!

今回は、「手に職をつけると、海外就職に有利な理由」について解説してきました。
先行きが不安な日本の情勢をみて、筆者のように海外就職に挑戦する若者は多いと思います。海外就職は、英語力向上、異文化理解の他に、将来的にその国に居住するという選択肢を生み出すことができます。
今回ご紹介した通り、現時点で英語力がなくても、高い専門性を最大限に活かして、海外で就労することは可能です。
既に手に職がついていて、高い専門性を持っていて、海外就職に興味がある人は、一度海外転職エージェントに登録して、相談してみることをおすすめします。
海外就職に強い転職エージェントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。