「高卒でまったく学歴がなくても、海外で働くことはできるの?」
今後海外で働くことを考えている方なら、このような疑問を抱える方は多いはず。
さきに結論から申し上げると、「高卒でも海外で就職することは可能です」。
しかしながら、その「ハードルは高い」というのが正直な答えになります。
なぜなら、就労ビザ取得の要件として、学歴が必要とされる場面があるからです。
大学は行けるのなら行った方が良いよ。楽だから。自分が何者かであるのかを説明するのに「~大学出身です」というのは凄く楽。海外就職をするのなら高卒・大卒でVISAの取得しやすさが大きく変わるというのもあるしね。
— はるじぇー⛅ (@HAL_J) February 14, 2012
つまり、高卒で海外で働くためには、傾向を理解し、対策を講じる必要があります。
本記事では、海外移住を目指す筆者が「高卒でも海外就職できる理由と傾向と対策」についてご紹介します。
高卒で将来的に海外で働くことを検討中の方に、ぜひ読んでほしい内容です。
高卒でも海外就職はできる?
さきに結論から申し上げると、高卒でも海外就職は実現することができます。
ただし、高卒で新卒でそのまま海外就職することは容易ではありません。
なぜなら、高校を卒業したばかりの方の場合は、学歴がまったくなく、職務経験がまったくないからです。
仮に職務経験があったとしても、アルバイトやボランティア程度だと思います。
海外就職をする場合、必要になるのが「就労ビザ」です。就労ビザを発行するときに重要なポイントが「職務経験」です。
海外の現地企業や海外就職を支援する転職エージェントは、応募者の「職務経験」をみて、会社に必要な人材かどうかを判断し、採用するかどうかを決めていきます。
高卒、アパレル接客販売7年(アルバイト)、受付3年(派遣)、一般事務2年(派遣)のアラサー女子が、
— GJJ Takashi 🌏キャリア支援してます (@tamura_t) March 10, 2019
とある国に進出している財閥系企業の総務に正社員として入社が決まった。
しかも駐在待遇と言ってもいいくらいの条件で。
海外就職はたまにこのようなミラクルが起きる。
選考時にはやはり「就労経験がある方が有利」になりますので、高卒でも海外就職はできるけれども、「極めてハードルが高い」という結論に至るわけです。
高卒だと海外で就労ビザが発行しづらい本当の理由!
海外就職の際に就労ビザを発行する条件として、主に以下の3つがあります。
・学歴
・職務経験
まず海外で就労ビザを発行する基準となる給与額は、基本的に海外現地のローカルスタッフよりも高い水準になっています。
次に学歴は、最低でも四年制大学を卒業をしていることが好ましいです。
そして職務経験は、先にご紹介した通り、あるに越したことはありません。
以上の理由から、「高卒だと就労ビザが発行しづらい」ということができます。
「第二新卒でも海外就職できる理由」については、こちらでご紹介しています。
高卒でも海外就職が実現できる3つの具体的な方法!
これまで高卒だと海外就職がしづらいことを説明してきましたが、あなたの工夫次第では海外で働くことはできます。
高卒で海外で働くためには、主に以下3つの方法が効果的だと思います。
②日本企業に就職し、海外転勤
③個人事業主として働く
1つずつ解説していきます。
ワーキングホリデーで働く
ワーキングホリデーとは、「18歳〜30歳の若者が海外で休暇を楽しみながら、その滞在資金を補うために現地で一定の就労をすることができる制度のこと」です。
筆者の友人の中にもワーキングホリデーで働く中で、現地の企業から正社員として登用され、就労ビザを発行してもらい、完全に海外移住・海外就職している仲間がいます。(ちなみに友人は高卒です。)
30歳以下の人は、ワーキングホリデーを利用したら、海外で働いて稼ぐコトができる。仕事は自分で探すから、なんでもチャレンジできる。
— HUBAN (@501Huban) August 26, 2020
ワーホリから就労ビザを取得して、何年も働く人々もいる。留学しても、就労ビザが取れず帰国する人々もいるが、ワーホリは働けるチャンス! pic.twitter.com/5ibwTXyEJF
そのため、ワーキングホリデーとして働きつつ、現地の就労ビザ発行を狙う方法は、あなたの滞在期間が長ければ長いほど、海外就職の実現可能性が高まります。
2021年6月時点で日本がワーキングホリデーを協定している国は、計26ヶ国があります。日本のワーキングホリデー協定国はこちらからご確認ください。
日本企業に就職し、海外転勤
次に日本企業に就職をし、「海外駐在員として海外に転勤する方法」があります。
この場合、日本企業からのサポートなど手厚い後ろ盾がある一方で、駐在員として海外に行けるまでに時間がかかります。
もちろん、将来的に海外で働けるポジションを狙って転職をすれば、自ずと海外で働ける可能性は高めることができます。
ちなみに筆者は新卒で就職した会社で駐在員として働くことを目標にしていましたが、うまくレールに乗れない・時間がかかりすぎると気付いたので、自力で海外で現地就職をすることに決めました。
自力で海外就職することが難しいと感じる方は、海外駐在制度のある日本企業で働きながら、海外転勤のチャンスを狙うというやり方が有効なアプローチです。
個人事業主として働く
最後に、「海外に住みながら個人事業主として働く方法」があります。
具体的には、ライター、WEBデザイナー、プログラマーなどのインターネット上で生計を立てる働き方があります。
東南アジアなどの物価の安い国に住めば、インターネット上で最低限の生活費を稼げば生きていけるので、最近はこのような働き方をしている方を多くみます。
一番難易度が低いのは、ネット上でライターとして執筆の仕事を受けながら、最低限の生活資金を確保する働き方です。
筆者が副業として取り組むライターのお仕事については、こちらで紹介しています。
【まとめ】方法次第では、高卒でも海外就職はできる!
今回は、「高卒でも海外就職できる理由と傾向と対策」についてご紹介しました。
改めて結論を申し上げると、高卒でも海外就職できますが、ハードルは高いです。
また高校を卒業してすぐに海外就職をするのもハードルが高いです。
しかしながら、今回ご紹介した3つの方法を取り入れることで、あなたが高卒でも海外就職できる可能性は格段に高まります。
②日本企業に就職し、海外転勤
③個人事業主として働く
特に「最終的に海外で働ければいい。」方なら、海外と取引が多い日本企業や外資系企業に勤めながら、英語力や職務経験を積むことで、海外就職の可能性や職種の選択肢を大きく広げることができます。
高卒で学歴がなくても、日本国内の企業でしっかりと経験とキャリアを積むことで、海外就職の道は拓かれていきます。
大手転職エージェント「JACリクルートメント」なら、駐在員制度のある日本企業や外資系求人案件が圧倒的に多いです。
まずはJACリクルートメントに無料登録して、日本国内の企業で数年間就職をして、しっかりと経験を積んだ上で、最終的に海外で働きはじめることを推奨します。
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