「海外就職はキャリア形成できる?」「海外就職した後のキャリアはどうなる?」
2021年からシンガポールで働く筆者に友人からよく聞かれる質問です。海外就職はまだまだ世間的にマイノリティな働き方になるので、気になる方は多いはずです。
結論から申し上げると、「海外就職でキャリア形成をすることは実現可能」です。
さらに言うと、筆者は日本経済が滞っている今の時代だからこそ、海外に出てキャリア形成に挑戦するべきだと考えています。
本記事では、海外移住を目指す筆者が「海外就職のキャリア形成とマイノリティ(海外現地採用者)が強い理由」について詳しくご紹介していきます。
これから海外就職でキャリアアップしたい方には、ぜひ読んでほしい内容です。
海外就職でキャリア形成は実現できる?
結論から申し上げると、海外就職でキャリア形成を実現することはできます。
「キャリア形成」とは、「仕事での経験を計画通りに積むこと」を表す言葉です。
自分で設計したキャリアプランに沿って、必要なスキルを磨いたり、必要な経験を積む過程を「キャリア形成」と言います。
海外就職を経験する中で「あなたがどのようなスキルを磨きたいのか。」「あなたがどのような経験を積みたいのか。」を明確にし、それを実行していくことで、キャリア形成は実現可能できます。
日本国内でも同じことが言えますが、会社から与えられたタスクをこなすだけでは、キャリア形成をすることはできません。
日本国内外問わず、本人が仕事の中で計画通りにスキルを磨きつつ、経験を積むことができている状態であれば、それは「キャリア形成ができている状態」と言えます。
そのため、日本でも海外でも本人次第でキャリア形成は実現可能になります。
海外就職でキャリア形成をする３つの具体的な方法!
海外就職でキャリア形成をするためには、以下のプロセスが重要だと考えます。
②専門性・スキルを活かし、海外転職
③海外現地で実績を作る
1つずつ解説していきます。
日本で職務経験を積む
まずは日本で職務経験を積むことが重要です。海外の現地企業では、基本的に即戦力人材を採用する風潮があり、新卒でそのまま海外就職するハードルは高いです。
日本国内でまずは最低限のビジネススキルや職務経験を積んだ状態で海外就職する方が、あなたの海外での次の転職先の職種や業種の選択肢が大きくなります。
まずは日本で3〜5年ほど就労して、海外就職に挑戦するスケジュールが理想形です。
ただどうしても今の会社を辞めて海外で働きたい方は一定数いらっしゃるはず。
第二新卒で海外就職を検討している方は、こちらもぜひ参考にしてみてください。
専門性・スキルを活かし、海外転職
次に日本で培った専門性やスキルを活かして、海外転職をする方法です。
海外では様々な職種の求人案件があり、専門スキルが求められることも多いです。
日本で勤めていた業界で培った経験を活かして、同じような業種・業界で海外就職をする方が、やはり成果を出しやすいです。
自分が成果が出せそうな求人や職場環境を見つけたら、あなたが培った専門性やスキルを引っさげて海外転職に挑戦します。
「専門性が高いと海外就職に有利な理由」に関して、こちらでも解説しています。
海外現地で実績を作る
最後に海外現地で実績を作ります。海外就職において最も重要なことは、あなたが日本人としての強みを最大限に活かし、会社の売上に貢献することです。
ご存知の通り、日本人の海外就職はまだまだマイナーな働き方です。
そんな中で、あなたが日本人の強みを最大限活かし、会社に貢献することができれば、海外現地の会社から「唯一無二の存在」の評価を得ることができます。
海外現地で目に見える実績を作れたら、あなたは国内国外問わず、引く手数多の貴重な人材になれること間違いなしです。
【逆張り思考】海外就職はキャリア形成する絶好の機会になる!
海外就職は、マイノリティであるがゆえに「本当にキャリア形成できるの?」と不安が大きくなりがちな働き方です。
でも思考を変えると、マイノリティであるからこそ、貴重な存在になれますし、自らの手でキャリアを作っていこうという考え方を培うことができるはずです。
挑戦する方が少ないからこそ、キャリア形成できるチャンスは転がっていますし、日本では経験できない「グローバルに働く力」を養うことができるはずです。
もちろんリスクはありますが、それは日本にいても海外にいても状況は一緒です。
以上の理由から、「海外就職はキャリア形成する絶好の機会」だと考えています。
現在シンガポールで働く筆者は、以下の手順で海外での就職活動を進めました。
海外就職でキャリアアップできている理想の状態とは?
「海外就職でキャリア形成をしたい」という明確な意志を持ち、海外就職に挑戦することは、とても立派なことです。
なぜなら、海外就職は誰もが挑戦できることではなく、やはり“大きな決断力”と“エネルギー”が必要になるからです。
だからこそ、自ら必要な情報を取捨選択し、自らの手でキャリアを切り拓いていくマインドがとても重要になります。
海外就職のキャリアアップの理想形は、「国内外問わず、ヘッドハンティングされる人材になっている状態」、「海外の現地企業で高い実績を認められ、他社から欲しいと言われる人材になっている状態」です。
このレベルまで到達することができると、今後外国人を積極的に雇用しないといけない日本経済にとっても、積極的に雇用したい貴重な人材になっているはずです。
今後日本経済においては、積極的に外資系企業を誘致すべき重要な局面にあります。
楽天グループの創業者である三木谷会長も動画内で同じことを言及しています。
あなたが海外就職で十分に実績を積むことができれば、今後世界中で働くことができますし、最終的に日本国内の企業に必要とされて働くこともできるはずです。
「キャリア形成」とは、自分で設計したキャリアプランに沿って、必要なスキルを磨いたり、必要な経験を積む過程のことです。
将来的に海外就職でキャリア形成ができると確信できる方は、積極的に海外就職に挑戦していくことを推奨します。
筆者が「海外就職を決断した理由」については、こちらで詳しくご紹介しています。
海外就職でキャリアアップをしたいなら、まず登録しておきたい転職エージェントは「JACリクルートメント」です。
