「とにかく海外で働きたい。」
今から50年前、30年前、10年前などは考えられなかったことだと思いますが、年々海外で働く日本人は増加傾向にあります。
(外務省「海外在留邦人数調査統計」より)
なぜなら、価格競争による海外航空券の低価格化や急速なインターネットの普及などによって、以前と比べて確実に日々世界はボーダーレス化しているからです。
実際に筆者の学生時代の友人だけでも、既に4人が海外に住みながら働くということをしています。そして、筆者もまた海外で暮らしながら働くことを選択した一人です。
しかし、漠然と海外で働きたいと考えるだけでは、現地で働き始めてから”理想と現実とのギャップ”が苦しくなり、早々に日本に帰国する結果になってしまいます。
極端なことを言うと、あなたが英語を話せなくても、「海外で働きたい」という強い意志さえあれば海外で働けます。
そのため、今後海外で働くにあたり、事前に「自分は何をやりたいのか。」「どういったライフスタイルを実現したいのか。」を考えることはとても重要なことです。
本記事では、海外移住を目指す筆者が「”海外で働きたい”を叶えるためにまず考えたい3つのこと」をお伝えします。
本記事を読めば、あなたが海外で働きたい本当の理由や海外で挑戦したいことを明確にすることができ、海外生活を長く楽しめることは間違いありません。
海外で働きたい人にまず考えてほしい3つのこと
海外で働きたい人にまず考えてほしいことは、主に以下3つがあります。
1つの要素でも欠けてしまうと、中途半端な形で海外就職をすることになります。
・自分のスキルや強みを把握する
・必要な就労ビザを把握する
それでは1つずつ紹介していきます。
海外で働きたい理由を明確にする
海外で働くということは、あなたの想像以上に大変で結構なエネルギーを使います。
海外では日本と同じような生活はできませんし、当然文化も大きく異なります。
ただし、あなたがまず海外で働きたい理由を明確にすることで、日本とはまた違う魅力的なライフスタイルを実現できます。
筆者の場合は海外で働くにあたり、
・グローバルな人材になりたい
・世界を旅しながら働きたい
・温暖な国で暮らしたい
・世界中に友人を作りたい
・日本を外からみたい
・花粉症から逃れたい
上記のように「自分が海外で働きたい本当の理由」をまずは明確にしました。
あなたが海外で働きたい理由が多いほど、あなたが目指すべきものがより明確になり、海外生活がより充実するはずです。
自分のスキルや強みを把握する
今後海外で働くにあたり、自分のスキルや強みを把握することは非常に重要です。
特に海外の現地企業は、応募者のスキルや職歴をみて採用するかを判断します。
あなたのスキルや職務経験によって、海外現地でエントリーできる職種は限られます。
「どういった職種に挑戦したいか、できるか。」を確認するためにも、自分のスキルや強みを改めて確認してみましょう。
こちらでは、「海外就職で持っておきたい3つのスキル」について紹介しています。
必要な就労ビザの条件を把握する
就労ビザを取得できていないと、そもそもあなたは海外で働けません。
そのため、あなたがこれから働く予定の国の”就労ビザの種類”や”取得条件”を事前に確認しておくことはとても重要です。
筆者が働くシンガポールの場合、サラリーマンの就労ビザは主に2種類あり、「月収・学歴・職務経験」の3つの条件によって、取得できる就労ビザの種類が異なります。
あなたが海外就職活動をスタートする前に事前に取得できそうな就労ビザを調査し、確実に就労ビザをGETしましょう。
海外で働きたい人がよく陥ってしまいがちな罠
海外で働きたい人がよく陥りがちな罠として、「海外生活の理想と現実のギャップに苦しむこと」が挙げられます。
海外で働きながら暮らすというと、なんとなくキラキラしてて自由な生活があると連想されがちですが、現実はそんなに甘くなく意外と地味だったりします。
そして、「海外生活の理想と現実のギャップに苦しんだ人」から順番に日本へ帰国する傾向が強いと考えています。
このような罠から避けるためには、以下のような対策を施しておくことが有効です。
・働きたい国で働く日本人と繋がる
それぞれ解説いたします。
働きたい国に短期滞在してみる
海外で実際に働き始める前に、まずはプライベートの旅行であなたが働きたい国に短期滞在してみることを推奨します。
現地の生活様式や食文化、交通機関の利便性、家賃相場など、実際に滞在してみて「本当に自分にとって住みやすい国なのか。」を検証することは大切なことです。
短期滞在といえど、できれば最低でも1週間以上は滞在しておきたいところです。
こちらでは「海外航空券をお得に購入する方法」について詳しく紹介しています。
働きたい国で働く日本人と繋がる
自分が働きたい国で実際に働く日本人から話を聞くことは非常に大切です。
日本人ならではの肌感覚で、「この国のこういったところが良い。」「ここが不便だ。」など事前に知っておきたいリアルなローカル情報を知ることができます。
最近はツイッターやブログで現地の情報を発信してくれている日本人も多いです。
現代はオンライン上でいつでも簡単に関係を築くことができるので、改めて非常に便利な時代になったなと思います。
オンライン上でまずは関係性を構築し、プライベートで足を運んだ際に、一緒にお茶でもできないか?を聞いてみましょう。
普段から海外のローカル情報を積極的に発信している方なら、気軽にあなたの相談に乗ってくれる可能性が高いです。
筆者が運営している本サイトでも「シンガポール就職」を中心とした「海外就職に関するリアルな情報」を発信しています。
海外で働きたいけど、英語が話せない場合の対処法
「海外で働きたいけれども、英語が話せない」場合は、主に以下3つの対処法があるので、ぜひ安心してください。
・海外で日本語のみで働ける職種で働く
・日本国内で英語学習を継続する
対処法3つのうち2つは、「最終的にあなたが海外で働くために必要な行動」になります。1つずつ解説していきます。
日本国内で外資系企業に就職する
海外就職に対する気持ちが不安な方は、まず日本で外資系企業に転職し、海外の企業で働く感覚を養うことを推奨します。
海外企業ならではの、「成果主義」や「多様な働き方」を体感できる上に、働きながら英語力を高めていくことができます。
こちらでは、「海外就職前に日本国内で外資系企業に転職するメリット」について詳しく紹介しています。
海外で日本語のみで働ける職種で働く
英語力がないけど「今すぐに海外で働きたい」方は、海外現地で日本語のみで働ける職種に就くことを推奨します。
海外には日本語しか使えなくても働ける求人があります。まずは日系企業で職種を経験しながら英語力を高め、最終的に英語を使う仕事に就くこともできます。
とにかく行動派の人間にとっては、このような選択も非常に良いと思います。
日本国内で英語学習を継続する
一番堅いけどなかなか継続できないのが「日本国内で英語学習を継続」し、日常的に英語力を高める方法です。
現代は海外に語学留学に行かなくても、オンライン英会話や英語学習アプリを上手に活用することで、いつでも誰でも手軽に英語力を磨くことができる時代です。
特にオンラインの英語学習ツールは、海外留学や英会話教室と異なり、費用を抑えつつ手軽に英語を学べることから、多くの社会人の人気サービスになりつつあります。
まず英語の語彙力を高めたい方は、
英語のスピーキング力を高めたい方は、
これらの記事を参考にしてみてください。
便利な英語学習ツールを上手に活用し、日本国内で英語力を高めていきましょう。
海外で働きたい職種に必要な英語レベルに達したら、海外で働きはじめましょう。
海外で働きたい人を全力で応援します!【お茶行きましょう】
今回は、「”海外で働きたい”を叶えるために考えたい3つのこと」をお伝えしました。
・自分のスキルや強みを把握する
・必要な就労ビザを把握する
筆者自身は、海外で活躍する日本人が増えていくことは嬉しく思いますし、これからもっと仲間を増やしたいと考えています。
また海外で働くことで、日本では決して体験できない非日常的な日々を経験できたり、異国の地で自分の理想とするライフスタイルを実現することもできます。
だからこそ、あなたは「なぜ海外で働きたいのか。」を自問し、自分の能力を試せる「職種を選択」し、「働くために必要な条件」を明確にする必要があります。
海外就職で理想と現実のギャップに苦しまないように、あなたの理想のライフスタイルを必ず手に入れるために、じっくりと準備を進めていただければと思います。
筆者はあなたの「海外で働く」という新しい挑戦を全力で応援しています。
これからシンガポール就職を目指す方は、いつでも気軽にご連絡ください。シンガポール現地でお茶にでも行きましょう!
ちなみに2021年からシンガポールで働く筆者は、海外就職支援に強い「JACリクルートメント」に登録をし、無事にシンガポールで就職をすることができました。